私が住んでいる地域では今日からお盆です。東京都内では7月にお盆がありますし、それ以外の地域では8月にお盆があることはよく知られています。ですが今日、7月23日から25日までのお盆は都内の日程ともずれていて、この地域独特の習慣です。
当地域では昔養蚕が盛んで、それが一段落ついたときにお盆としたそうで、近隣の地域とも少しズレているのだと言います。まあ、それはそれで良いのですが、今日はお盆の入ということで、墓場までお迎えに行ってきました。
先祖を迎えるのも時間との勝負
毎年のことなのですが、このお迎えのために必ず夫が昼休みに会社から帰ってきます。はっきり言って忙しないことこの上もありません。とにかく流れ作業のように、夫と二人で花を飾り、米と線香をあげます。線香は家の仏壇にあげるために2本残しておきます。
そして、ここからが大変なのですがお盆用の提灯に火を灯して、家まで消さずに持ち帰ります。家に着いたら仏壇の蝋燭に火を移して、先程の線香をあげて無事にお迎えが終了するのです。この行程が焦っているとうまくいかず、火が消えてしまうこともあります。
家の直ぐ側に墓があれば良いのですが、徒歩では5分ほどかかりますし、車を使っても何かの拍子に火が消えることがあります。別に消えてもそれほど支障があるわけでもありません。大体、私の実家のように霊園に墓がある人はもっと距離が遠いでしょう。蝋燭の火を消さずに自宅に持ち帰ることは困難に違いありません。しかし、夫は時間がないと焦る割には、先祖を迎える儀式にこだわるのです。
お盆は大変…
今日も夫が昼休み(それも11時!)に帰ってくる前に、花屋で花を買い、墓参りの道具を揃え、昼ごはんまで作りました。そして忙しない夫に付き合って先祖を迎えたため、大変疲れました。
今日も酷暑と言っても良い天候で墓場には人っ子一人いませんでした。できれば、先祖のお迎えは夕方にでもゆっくりと夫一人に行って欲しいと思います。そうすれば夫が迎えに行っている間に私は夕食の支度ができますし…。
同じ地区に住んでいる人にも不思議そうにこう言われました。
どうして一緒にお迎えに行かなくてはいけないの?昼休みに行くならなおさらゆみこねこさんは家にいて、お昼ごはんの支度でもした方が良いんじゃない?
本当にその通り。昔ながらの風習を守るのも大切ですが、今の状態ではただ手順を踏んでいるというだけです。ぜひ、夫には考え直して欲しいな~。ただ、昔ながらに提灯に火を灯して、とやろうとすると、一人では手が足りないのかもしれませんね。
しかし、お盆の最終日にはお寺に行って塔婆も取ってこなくちゃいけないし(これも私がやっている)、さらにその翌日には塔婆を持って先祖を送りに行かなくてはいけません。少しは考えないと、この先もっと大変になると思います。
暑いのも嫌だけどお盆も嫌
毎年夏になると暑いのも嫌ですが、お盆に関連するあれやこれやが嫌だな(何度も書いていますが、暑い盛りの墓場の掃除も負担です)と思っています。まあ、その分終わると開放感も大きいですが。
何だかお盆に関する不満が多いみたいで、上記の記事の他にもたくさん書いています。良かったらお読みください。
大体、今は私たちがやっていますが、これを娘たちにもやれって夫は言うのかな?もし、言うつもりがないなら、少し自分たちに負担が少ない方法を考えても良いのではないかと思います。