もう、今年も残りわずかです。どこのお宅でもカレンダーの用意をしていると思います。毎年我が家では、いろいろなところからカレンダーを貰います。
お気に入りを飾る場所は?
企業や商店が年末のご挨拶としてカレンダーを配っているからですが、夫はいつもお世話になっている人たちなのだから、できれば全部使ってあげたいと言っています。実際に我が家のリビングには毎年カレンダーが2つかけられています。でも、私は1つは自分が気に入ったものを使いたいと思っています。
そう考えるようになったのにはきっかけがあります。昨年の暮に長女がカレンダーを買ったのです。長女が以前から好きだった画家のもので、サイズは小さめ(15×45cm)です。予定を書き込んだり、遠くから見るのには不向きでしょう。
だから、トイレに飾ることにしました。これが思いのほか良かったです。トイレの中では、用を足す以外にすることはありません。そのときにキレイな絵が目に入ると、すごくホッとできるし、絵をじっくりと味わうことができます。
我が家のトイレは広くないので、小型のカレンダーで充分です。と言うよりも、大きなものでは邪魔になります。いいな、と思っていたのは私だけではなくて、次女もカレンダーを眺めるのが楽しみだとよく言っていました。
懐かしい絵
絵は季節にあったものなので、季節の変わり目は特に楽しみでした。
長女の好きな画家は、池原昭治さんと言って私が子どもの頃から活躍している方です。故郷を思い起こさせる里山の景色とかわいい子どもたちが特徴です。私が住んでいる地域では広報誌の挿絵に使われたりしていたため、地域に住んでいる人にはおなじみの懐かしい絵なのです。
私は子どもの頃には池原さんの絵の魅力がわかっていませんでした。いつでも身近にあったために、あって当然だと思い、味わうこともなかったのです。
でも、この1年、毎日カレンダーの絵を楽しんだおかげで、池原さんの絵の魅力を再確認することができました。そして絵には人の心を癒やしたり元気にする力があることもわかりました。自分の好きな絵なら、どれにでもその力はあるのだと思います。
カレンダーの魅力
私の長女は高校から美術科に進み、今は売れない漫画家をしています。昔から絵は見るのも描くのも大好きでしたが、母親の私は絵を見ることについ、構えてしまいます。『絵画鑑賞なんて…』というわけです。
そんな私でもカレンダーの絵を見るだけなら、構えることはありません。気楽な気持ちで楽しめるのは、カレンダーの利点だと思います。また、落ち着いて眺めているうちに、忘れていた予定を思い出す、ということもあります。トイレにカレンダーはおすすめです。お気に入りのカレンダーを飾って素敵な1年にしてください。
ただ、予定を書き込む、二十四節気や六曜を調べるなどのカレンダー本来の使い方をするためには、小型のカレンダーでは心もとないです。あくまでもトイレのカレンダーは観賞用です。予定などのメモはリビングの余白の大きなカレンダーに書き込むようにしています。
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