いつも読んでいるブログ「全然丁寧じゃない暮らし」の人(30代主婦)が、柔軟剤は臭いから使わないと書いていました。
私の実家の母が柔軟剤を使わない人でした。母が出産した折、産院の看護師さんが柔軟剤は赤ちゃんの肌によくないといったのが原因でした。昔の柔軟剤を使うと、タオルなどは吸水性が悪くなるという弱点があったようです。
だから、実家ではタオルがゴワゴワなのが当たり前でした。
私はタオルのゴワゴワは洗濯して、からりと乾いている証拠だから、嫌なことではないと思っていました。
私の柔軟剤デビュー
自分が結婚して主婦になっても、柔軟剤は使いませんでした。せっかく洗濯したのに、すすぎの水に柔軟剤を入れるなんて、さっぱり感が失われてもったいないと思っていたのです。
それでも娘たちが大きくなって(現在は2人とも20代)、もうどんな洗剤を使っても心配はないと思えるようになって、柔軟剤の存在を意識し始めたのです。
少しは洗濯した衣類から、良い匂いがしてもよいのではないか、フワフワのタオルを使った方が肌にも優しいのではないかと考えるようになりました。
最初は全自動洗濯機での洗濯では、柔軟剤をどう使えばよいのかわからず、説明書を取り出して調べるなどの手間がかかりました。
柔軟剤を入れる専用口があることに気付かず、ムダにしてしまったこともありました(洗剤と一緒に洗濯槽に入れてしまった…こんなことをするのは私だけでしょうか)。柔軟剤を入れることに慣れてからも、柔軟剤を買うことには慣れませんでした。洗剤に比べると、柔軟剤はあまりにも早くなくなります。
匂い控えめの柔軟剤、効果は?
また、匂いについても神経を使いました。私は洗剤などもあまり甘い匂いがするもの、強い匂いがするものは得意ではありません。柔軟剤も匂いが強くなくて、しかも長続きしないという現代の需要に反抗しているような選びかたをしました。無香料をえらぶという手もありますが、それでは少しつまらないと思いました。
でも、探すと匂いが控えめで、でも無香ではないという柔軟剤があるものです。
花王のハミング・フローラルブーケの香り、P&Gのさらさ、レノア(フレッシュグリーンの香り)はどれも匂いはホドホドなので、あまり気を遣わずに使用できます。柔軟剤を使い始めて、1年ほどたったときに、ふと気が付きました。冬なのに静電気が起きていないことに。
柔軟剤を使うまでは、冬は静電気が怖くて仕方がありませんでしたが、それがほぼなくなったのです。タオルも相当使い込むまでは、ゴワゴワになりません。柔らかいタオルでそっと拭いた方が顔のシミも防げそうです。花粉の季節も柔軟剤を使っていれば、花粉がつきにくくなるので、洗濯物を外に干せます(これは個人の考えもあるでしょう)。
めんどくさがりやも使う柔軟剤!
結論は、柔軟剤はなくてもまったく困らないが、あった方がよいです。
冬の静電気や、夏の衣類のベタつきなどはない方がよいからです。匂いも自分の好きなものを少しだけなら、気分転換になります。
めんどくさがりやの私ですが、柔軟剤を切らすことはありませんし、柔軟剤を入れる手間は惜しみません。柔軟剤にはそれだけの価値があると思います。特にこれから冬を迎えるわけですから、柔軟剤は大活躍することでしょう。
たまには違う匂いを楽しみたいですが、匂いが強すぎたら、と思うと怖くて冒険できません。
もっと香りが控えめな柔軟剤が増えるとよいのですが…。きっと需要もあると思います。