ここ数日、精神の病で休職をしている夫の弟の行く末について勝手に考えていました。
こんな記事を書いていると、私がまるで夫の弟のことを親身に心配しているように感じる人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。結局私は、夫の弟のことを私の生活を脅かす存在だと考えているような気がします。
確かに弟が脳梗塞で入院中は我が家でいろいろな費用を肩代わりしました。まさに生活が脅かされたのです。
ブログでわかる、みんなも悩みを抱えている
私は嫌なこと、辛いことがあると他の人たちはどのように対処しているのかと、様々なブログをのぞきます。すると、私と同じ年代の人は、家庭の中に様々な悩みを抱えていることがわかります。
子ども(成人している)が引きこもっているとか、きょうだいの生活を支援しなくてはならないとか、母親との折り合いが悪いなどの悩みはよく見かけます。
働いている人、学校に通っている人には行った先での人間関係があり、それに疲れてしまう人もいるでしょう。人間関係での悩みというと、家庭の外でのことだと考えがちです。しかし、家庭の中の悩みというのも、突き詰めると人間関係ということになるのではないかと思います。
離れられれば良いけど
人間関係が悪化した場合に、よく言われるのが、無理しないことです。本当に嫌なら距離をとることで自分を守るということです。どんなに相手がひどい態度をとる人でも、離れて顔を見なければひどいことをしようがないというわけです。
そんなに相手のことが嫌なら、意識の外に追い出してしまえば良いものを、なぜか私たちは嫌だと言いながら注目する傾向があります。物理的に距離をとるのは有効な方法です。
しかし、家庭内の人間関係は距離をとろうとしても、うまく行かないことがあります。運良く住まいを別にしたとしても、相手が肉親であるという事実は消えません。
私は親だから孝行しないといけないとか、子どもだから最後まで持つべきだとは思いませんが、それでも肉親が肉親であるという事実は消えず、重くのしかかってきます。結果、心の距離はうまくとれません。
どんなに普段は距離を置いていても、肉親に翻弄されたり、そのために大きな負担を強いられるのは、誰にでも可能性があることです。
それでは、離れられない関係性の場合はどうすれば良いのでしょうか。
できる限りのことをするのが解決策になる、かも
結局私はまだ解決策を見出していません。ただ、夫は自分の弟のためには文句を言いながらも奔走するでしょう。両親を早く亡くし、育ててくれた祖母を見送り、真ん中の弟は音信不通になってしまいました。夫には唯一の子どもの頃からの家族が弟(三男)なのです。
もしかするとできる限りのことをするのが、解決への道なのかもしれません。私は実家の母が入院したときに、全力を傾けて病院通いをすることができました。それで私の気が済んだことは事実です。
母と私の関係は決して良いものではありませんでしたが、今はもうほとんど気に病んでいませんから、これで良かったと思います。夫が一緒に悩み、奔走して、弟の問題が一段落したら、何らかの解決策がわかるのではないかと、私は確信しています。