宗教の献金・母の姿を見て、人の心まで操るのが怖いと思った

生活

安倍元総理が狙撃された事件で、旧統一教会がにわかに話題になっています。人生が狂ってしまうほどの献金を信者の方はしているとのこと、悩んでいる人は多いのだろうと思います。他の宗教だって似たりよったりだとブログに書いていらっしゃる方もいました。

確かにその通りですが、お寺というのは檀家制度が崩れてしまい、新しい方向に進みあぐねているのが傍から見ていてもよくわかるため、私はあまり問題にしていません(たまには苦々しく思いますが、すべてを否定してはお寺も生き残っていけなくなるでしょう)。

新興宗教団体が気になる

それよりも、やはり新興宗教と言われる団体で、献金が問題になっていることが気がかりです。私の母は、父が50歳になる直前に脳卒中で倒れて、半身麻痺となったことがきっかけになり、ある宗教団体に入信しました。

それが〇〇佼成会で、いろいろと文句は言っていましたが、亡くなるまで活動は続けていたようです。それはまったく真っ当な団体で、母が献金しまくるということはありませんでした(そもそも献金するだけの金はなかった)。

母の話だけで書いているので、間違っているかもしれませんが、母によるとその会では信者の中にも階級のようなものがあり、昇進試験を受けて少しずつ階級が上がっていくのだそうです。しかし、上の方になればなるほど、階級を上がるのは難しくなります。そんなときに物を言うのは献金なのだと母は言っていました。母はやはり宗教も金次第なのだ、悔しいということをよく言っていました。

母は、自分はもともと熱心な信者ではないから仕方がないが、誰が見ても信仰心が篤く素晴らしい人が献金額が少ないから昇進できないのはおかしいと思ったそうです。この話がもし、本当だとしたら、信者同士を競わせて、献金を促す大変良い方法に思えます。

母は出せませんでしたが、お金に余裕のある人なら『悔しい。私だってお金を出せば階級が上がるはず』と考えて、献金を重ねるということになるような気がします。

信者が進んでお金を出しているのが困る

私は決して宗教団体を批難しようとしているわけではありません。どんな組織でも大きくなれば、運営していくのにお金がかかるでしょう。だから、信者に献金をしてもらうわけですが、強制するのではいろいろと問題になるでしょう。信者が自分から進んでお金を出せばそれが一番です。

信者が進んでお金を出していれば、出してもらった宗教団体は罪にならないのではないでしょうか。後から洗脳されて、お金を出してしまったという人がいるかもしれませんが、洗脳されていたと証明はできるのでしょうか。自己責任にされてしまうような気がします。

今だからわかること

母が生きているとき、私はその宗教団体から距離を置きたいと考えていましたが、その理由が今ひとつ自分では説明できませんでした。母にはなんとなく胡散臭いから、などと言っていましたが、今ならハッキリいえます。

宗教団体には、人を競わせてお金を出させるようなそんなからくりがあるのが、怖いのです。そして自分が意図せぬ方向に進まされてしまうのが、宗教団体であるように思えます。

安倍元総理を狙撃した犯人の母親だって、夫が急死して入信したということです。心の平安を得て、なんとか幸せに生きながらえたいと考えての入信だったはずです。それがとんでもない方向に進んでしまいました。

創価学会にはそんなことがないといいな~。

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