昨年の11月に生まれたばかりの赤ちゃんの遺体を港区の公園に遺棄した疑いで23歳の母親が逮捕されました。ここ数日、そのニュースを聞いていると、私は妙に感心してしまうので、ちょっと困っています。
もちろんこの23歳の女性がやったことは間違っているし、許されることではないと思います。昨年女性はまだ大学生で、東京には就職活動のために飛行機で訪れたということでした。
奇跡的な安産だったのか
私は自分が長女を妊娠していたときのことを思い出しました。妊娠8カ月まで埼玉県内の自宅から東京都江戸川区の職場に通勤していましたが、周りからも心配されたし、自分でも不安がありました。飛行機に乗るなどは考えもしませんでした。
女性は誰からも妊娠を疑われなかったのでしょうか?もし疑われていたら、就職活動などできるはずがないでしょうから、これにも私は驚いてしまいました。
そして女性は空港のトイレの個室で出産し、そのあと空港から港区に移動、赤ちゃんを遺棄しています。多分1人で赤ちゃんを抱えて移動したのでしょうが、このことでも私は感心してしまいます。
私は出産直後に乗り物に乗って移動するなど、考えられませんでしたし、多分できなかったと思います。若さを差し引いても、女性はとても健康な身体を持ち、奇跡的な安産で、しかも強い意思を持っていたわけです。
彼女の力がもったいなかった
感心するとともに、何だかもったいないな、と思わずにはいられませんでした。これだけの体力と行動力と意思を持っていれば、もっと別の方法を探すことができたはずだと思うからです。こんな女性なら、もしかして赤ちゃんを育てることもできたかもしれません。
そして自分が持っているいろいろなものを生かして、自分と赤ちゃんが幸せになるために、もっと違うことができたのではないでしょうか。
自分の持っているものを生かす場所を間違えてしまうと、こんなことになってしまうんだと思うと、複雑な気持ちにもなります。彼女に体力も行動力も意思もなければ、こんな悲しいことをしなかったのかもしれません。
警察の力にも感心した
また、赤ちゃんを遺棄した犯人を防犯カメラの映像から割り出し、1年かけて逮捕に至った警察の力にも感心しました。
3万人の人の中から、たった1人を導き出したのですから、これからその力をもっと発揮してもらえば、日本では犯罪がなくなるかもしれません。そう考えるとたくさんのカメラに監視されている甲斐もあるというものです。
長い人生が続くだろうけど
女性はまだ23歳ですから、我が家の娘たちよりも年下です。まだまだ先が長いですから、彼女がこれからどうなるのか心配です。
そして赤ちゃんの父親はどうしているのかも気になります。赤ちゃんは決して勝手にお腹にやどりはしません。赤ちゃんの父親にも責任はあると思います。助け合うことはできなかったのでしょうか。
私は23歳の女性が持っているものを出す場面を、もう間違えないように祈るだけです。
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