いざ写真を断舎離してみて

生活
bsh

手つかずだった子どもたちの写真を今日、断舎離しました。実際にはまだすべてが終わったわけではないです。本当は何も考えず全部捨てることができれば良いと思っていますが、やはり家族の思い出を今私の一存で処分するのは無茶というものです。

だから、正確には写真の一部を断舎離することになります。実は数年前に私自身の写真はかなり処分したつもりでしたが、蓋を開けてみると子どもたちの写真に加えて、私の写真や夫の写真もまだたくさん残されていました。

処分したのはこんな写真だった

私と夫の写真は取っておいても、もう見返すこともないため(実際に今まで見返していません。子どもの写真は10年くらい前に一度見た記憶がありますが、私たちの写真は見たいとも思いませんでした)、すべて捨てることにしました。

それから友人(何人かいました)の結婚式に出席したときに、私が撮った写真も出てきました。披露宴の最中の写真で、後でプレゼントするつもりでしたが、私はそれをしませんでした。きっと写真を郵送するのが面倒だったのでしょう。写真が折れないように包装して、郵便局で料金を支払うという手間が私にはハードルが高かったのです。

その友人の1人はすでに離婚、再婚をしています。披露宴の写真は1度も日の目を見ないまま、役目を終えてしまいました。昔はいろいろな場面で写真を撮ることが多く、それを後でいただくことも多かったので、当時の私は自分も同じことをしなくてはと考えたのです。

しかし、写真を撮って人に配るのは、その人の性質によるものが大きいと私は思います。面倒見が良いとか、気が利く人がそのようなことを自然にできるのでしょう。私はそのような性質ではなかったのに、無理をして同じことをしようとしたのですから、うまく行かなくても当然でした。

写真の断舎離から思わぬ反省をさせられてしまいましたが、私は更に子どもたちの写真にも手を出し、結構断舎離してしまいました。

似たような写真は断舎離した

私の子どもたちが幼かった頃、我が家で使っていたのはフィルムカメラでした。フィルムカメラでは、シャッターを押しても、ちゃんと写真が撮れているのかわかりません。

それで夫は用心のために、1度に必ず3回くらいシャッターを押していました。お金をかけて現像をするわけですから、同じような写真でも大切にアルバムに収めたというわけで、アルバムには同じような写真が何枚も並んでいました。

中には手ブレを起こしているものまであったので、そういうものをドンドン間引いていったら、かなりの枚数が断舎離できました。

どこかへ出かける度に、夫はかなりしつこく写真を撮ろうとしていました。そのため、並んでいる写真を見ていると、段々子どもたちの表情が曇ってくるのもわかりました。

その表情の変化も思い出ですが、子どもたちも今や成人しています。もう良いだろうと断舎離させてもらいました。

まだまだかかりそう…

今日は全部で2時間ほど頑張りましたが、とても疲れてきたので一旦終わりにしました。簡易的なアルバム(写真を差し込むだけのもので、ボックスに5冊くらいが入っている)を1セットと昔、写真を現像すると無料でもらえたポケットアルバムを17冊、更に写真だけを1kg捨てることができました。

断舎離を始めたと言っても、ただ写真を突っ込んだだけのアルバムは時系列もバラバラです。ちゃんとしたものにするつもりなら、まだまだ時間がかかりそうです。

子どもが生まれたら、アルバムを作ってお嫁に行く時に持たせてあげる、これは私の父と母が言っていたことです。それを聞いて育った私は、同じことをしようとしたのかもしれません。でも、世の中にはこれができる人とできない人がいるのでしょう。

先程の写真を撮って人に配ることができる人とできない人がいるのと同じです。最初からもっとよく考えて写真を撮れば良かったです。撮るだけで後は貯め込むだけなんて、どう考えても駄目だと思います(まあ、半分は夫の責任ですが…)。

第一、ちっとも子どもたちはお嫁に行かないし、独立もしませんから、アルバムを渡す機会がありません。もし、そんな機会があったとして、アルバムは実家に置いておくと言われるような気もします。

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