夫の叔母がお手製の梅干しをくれました。昔ながらの大きくて酸っぱい梅干しです。もう何年ももらっていますが、今年はまだ完成する前だったようで、食べられないことはありませんが、ずいぶん若い実だという印象です。
お手製の梅干しは違う
様子を見ながらボチボチと食べていましたが、昨日叔母から電話がかかってきました。梅干しは天日干しにしてからもう1度梅酢に漬け込むと早く熟成するよ、と教えてくれました。普段は面倒くさがり屋の私ですが、これは素直に言うことを聞くつもりです。
お手製の梅干しと買った梅干しの一番の違いは酸っぱさです。買った梅干しはまろやかな酸っぱさなので、そのままおやつのように口に放り込むこともできますが、お手製の梅干しでそんなことをしたらむせてしまいます。
でも、おにぎりや海苔巻きの中に具として入れるなら、お手製の梅干しの方が私は好きです。よく昔、お弁当のご飯に梅干しを入れると腐らないと言いましたが、あれもお手製の酸っぱい梅干しだからだと思います。私は夏場に梅干しを炊き込んだ梅干しご飯を作りますが、これもお手製の梅干しでないと味が決まりません。何より、お手製の梅干しは簡単に手に入らないので、私にとっては貴重品です。
いつまでもらえる?
考えてみると母が生きていたころは、母と叔母の両方から梅干しをもらっていたので、我が家はスーパーで梅干しを買ったことがあまりありませんでした。でも、母が亡くなり、我が家ではもらう梅干しが半減したので、どうしてもスーパーのお世話になることになりました。
叔母は私の母よりも5歳年下ですが、それでも80歳になりました。後どれくらい梅干しがもらえるのかな、と考えると寂しくなってきます(梅干しをもらうことばかり考えているようで、ちょっと申し訳ないです…)。我が家には梅の木があるので、将来的には自分で梅干しを漬けることになるのでしょうか。
自分で梅干しが漬けられるのか
梅干しは漬けるだけでなく、先程の叔母の言葉通り、干す手間が必要です(梅干しですから、当たり前ですね)。我が家の近所のおばあさんは、梅干しを干すとその間は気がかりでどこにも出かけられない、と言っていました。最近は天候が不順なことも多く、ちょっと買い物に出ただけなのに雨に振られてしまった、などという話も聞きます。
だからすぐに作りたい、すぐに食べたいという人には不向きなのでしょう。これから先、年をとったときに梅干しが漬けられる精神が私の身につくかどうか、少し楽しみな気もします。今はできる限り、叔母が元気に梅干しを漬けることを願っています。
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