酒を飲むための禁酒

健康

夫が足が痛いと騒ぎ出してから、はや半月がたちました。
かかとが腫れて痛み、歩くときも足を引きずっていましたが、やはり痛風だったようで、医者に行ったら即刻尿酸値を下げる薬を処方されました。

付き合い禁酒でも続いている!

夫は薬を全部飲みきるまでは、基本的に家では酒を飲まないと言い出しました。
そんな人が側にいるのに、私だけが酒を飲むわけにもいかないので(多分落ち着いて飲めない…)、私もお付き合いで禁酒をすることにしました。それが2週間続いています。

私は普段は週に2回ほど酒を飲んでいました。だから、そんなに自分は酒に頼っているわけではないと思っていましたが、やはり酒は簡単にあげられる自分へのごほうびになっていました。
酒を飲まないと、頭の片隅で何となく寂しくなっている自分がいます。

でも今は、いつも目の前にごほうびがぶら下がった状態というのもよいものだと思っています。
おいしく酒を飲むために、今は体をいたわっているのだと自分で納得できるようになりました。
現に最近は朝、お腹が空いてたまりません。私は大人になってから(つまり酒を飲みだしてから)空腹をあまり感じなくなっていたのですが、それは年齢のせいではなく、飲酒で内臓が疲れていただけなのかもしれません。

酒を止められないのは、生活を変えたくないから

酒を飲んでいるときは、量が少ないから、毎日飲んでいるわけではないから、と何かと自分を正当化して飲酒を続けてきました。でも、試しに1回止めてみると、飲酒が自分に与えていた影響がわかるかもしれません。人間は普段の習慣を変えるのが好きではありませんから、ただ習慣を変えたくなくて酒を飲んでいるだけかもしれません。

夫は明らかに痛風で足が痛むのにも関わらず、座っているときは痛くないから、と言い訳をして飲酒を続けていました。明らかに誰の目にもその姿は異常でした。娘たちからも同じ感想が聞かれたので、私だけが彼に辛口だったわけではありません。それもただ、普段の生活を変えたくなかったから、なのかもしれません。

2人で酒を飲まなくなったので、酒は減らなくなりましたが、その分お菓子やコーヒーが減るようになりました。これはこれで少し心配なところです。人間は何かに依存しないと生きていけないのでしょうか。

ただ、依存先は1つに絞るより、複数持っていた方がよさそうです。
1つがダメになっても、ほかの依存先があると考えると、少し安心できます。

飲酒のために、健康が必要!

くれぐれもみなさんは、健康のために酒の飲み過ぎにはご注意ください。
健康と酒、どちらか1つでは人間は成り立ちません。健康な体があってこそ、酒がおいしく飲めます。自分は酒で健康を害しても構わない、という人もいるでしょう。

私の父親がそうでしたが、49歳のときに脳卒中で倒れ、73歳に亡くなるまで、飲みたくても飲めないという生活を送るはめになりました。都合よくおいしく酒を飲んで、苦しまずにコロッと死んでしまう人はほとんどいないようです。私の父のような人が多数派なのです。父は亡くなるまで、食生活は、ほぼ母に管理されていました。父はどんな思いだったのか、と思いますが、私にはわかりません。

自分の意思で好きなように酒を飲むためにも、健康は大切です。酒を飲みたいなら、健康でいろとは何だか逆説的でしょうか。夫もこの機会に酒とのよい付き合い方を考えてくれればよいと思います。飲み過ぎが気になるみなさんは、酒を一生飲み続けるために、酒を1度止めてみませんか。
きっと酒とのうまい付き合い方が見えてくると思います。

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